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パーツフィーダの表面処理

パーツフィーダではボウルなどの部分に適切な表面処理を施すことで、ワークごとの搬送性能を向上させることができます。このページでは、パーツフィーダで重要となる表面処理について代表的なタイプを解説していますので、それぞれの表面処理の特性や適正をご確認ください。

ウレタンコーティング

パーツフィーダ製作における一般的な表面処理の1つであり、ボウルの表面をウレタン塗料によってコーティングする方法です。ウレタンコーティングを施すことで、ワークを搬送する際の騒音を軽減したり、ボウルの金属の摩耗やワークの破損といったリスクを軽減したりすることができます。なお、塗装の色はメーカーによって異なります。

テフロンコーティング

食品やゴム部品など、パーツフィーダの表面に張り付きやすいワークをスムーズに搬送させられるよう、ボウル表面をテフロンコーティングすることもあります。テフロンコーティングはボウル表面の摩擦係数を減らして、ワークを搬送する際の効率を高めることが可能です。反面、塗装が剥がれやすく耐久性に欠けるデメリットもあります。

電解研磨・化学研磨

金属の表面には人間の目で見えない凹凸があり、微少なワークを搬送する際に滑らかな移動を妨げることがあります。そこで化学薬品にステンレスのボウルを浸けたり、そこへさらに電気を流したりして、金属表面を溶かして平滑化する表面処理です。医薬品業界向けのパーツフィーダを製作する際に活用されることが多くなっています。

パーツフィーダを再コーティングすることは可能?

パーツフィーダの搬送性能を高めたりワークへのダメージを軽減したりするために、表面処理は重要な方法ですが、コーティングの種類によっては耐久性が乏しく、パーツフィーダを使用すればするほど塗装面が剥離していく恐れも無視できません。

塗装の剥離や表面の劣化はパーツフィーダの性能を低下させる上、異物混入といったリスクも高めるため早急な解決が必要です。また、劣化したままパーツフィーダを使い続けることで機械自体が損傷するリスクも高まります。

例えばウレタンコーティングのような表面処理の場合、再コーティングを行うことが可能ですが、そのためにはまず劣化した塗装を薬剤で除去しなければなりません。加えて、コーティングは製品を分解して作業しなければならず、再コーティングが完了するまで生産ラインが停止してしまう点も考えることが必要です。

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