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電磁式パーツフィーダーとは?全波式・半波式の違い

こちらでは、パーツフィーダーを解説しています。全波式や半波式、デュアルモーションなど、複数のタイプがあるので、それぞれの特徴についても、わかりやすくまとめました。

電磁式パーツフィーダーとは

パーツフィーダーは、おもに振動式・非振動式のふたつに大きく分けることができます。こちらの記事で解説する電磁式パーツフィーダーは、振動式です。電磁式パーツフィーダーはもともと、アメリカのシントロン社によって普及した発振体です。その特許が切れてから、さらに普及が進んだという経緯があります。

ちなみに、パーツフィーダーには他にも、神鋼電機のディアルモーションやNTNの特殊な発振体など、さまざまなタイプがあります。

参照元:日本部品供給装置工業会|部品供給装置とは
(https://jpf.ne.jp/pages/23/)

参照元:シマテック|パーツフィーダー発振体の選定
(https://pfd.co.jp/basic/body/)

電磁式パーツフィーダーの種類

半波方式

半波方式は、振幅が大きいため、搬送能力が高いのが特徴です。1分間あたりの振動数は、50Hz の場合は3000回、そして60Hz の場合は3600回ほど。取り扱いがシンプルで、全波方式のものと比較すると価格も安いです。φ400を超えるパーツフィーダーでは、この半波方式が採用されている場合が多いです。

全波方式

全波方式は振動が細かいので、ワークが小さい場合や、通常よりも高精度な選別が求められる場合などに適したパーツフィーダーであるといえます。1分間あたりの振動数は、半波方式の倍です。50Hz の場合は6000回、そして60Hz の場合は7200回ほどです。

使用に際して注意しておきたいのは、ボウルの剛性が低いと、ビビリが発生したり、あるいはワークの進みが悪くなったりする可能性があるという点です。補強のためのリブを設けておくようにしましょう。

参照元:株式会社シマテック(https://pfd.co.jp/basic/body/)

半波方式・全波方式の違いは?

どのようなワークに適しているかという観点からまとめると、半波方式は大きなワーク、そして全波方式は小さなワークということになります。

コイルの配置

高周波パーツフィーダ

インバータコントローラを用いて、1万回を超える振動を発生させます。周波数は250Hz~350Hzです。

デュアルモーション

神鋼電機製の発振体です。 コイルと板バネを縦向き・横向きに配置し、旋回方向を思い通りに変えることができるのが、特徴的です。これまで見られなかったタイプのパーツフィーダーだといえます。騒音が小さく、また、オドリを抑えられるところも注目ポイントです。

参照元:株式会社シマテック(https://pfd.co.jp/basic/body/)
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