パーツフィーダーは無造作に散らばる部品を振動させることで整列させるための装置です。省スペースで使用できる、コスパに優れているなどのメリットがありますが、きちんと点検しなければ供給能力の低下や動作不良につながります。ここでは、パーツフィーダーの点検について押さえておくべきポイントや、点検頻度・点検項目について解説しています。
パーツフィーダーを点検するにあたり、パーツフィーダーを正常に動作させるために必要なポイントを認識しておかなければいけません。点検で押さえておくべきポイントが、次の7点です。
パーツフィーダーは部品の破損や摩耗、ボルトのゆるみなどが原因で起こることが多いため、まずはこの7点をしっかりと押さえておきましょう。部品が破損、摩耗していると早急に修理をする必要が出てきます。
先ほど紹介した点検で押さえておくべきポイントをどのように点検していけば良いのか、具体的なタイミング・点検場所などについて点検頻度別に解説します。
毎日行う点検は以下の通りです。
選別にセンサーを使用している場合は、動作確認・目視によりセンサーがワークを検出できているか表示灯や表示値が適切かどうかを確認します。また、エア漏れについてもチェックしておきましょう。
1週間ごとに行う点検は以下の通りです。
ボルトのゆるみが動作不良につながることが多いため、トラフ 取付、振動機本体内部、ボウル取付、振動機本体内部、アタッチメントなど各部をチェックすることが大切です。
1か月ごとに行う点検はこちらです。
隙間は最大振幅時でも触れない程度でできるだけ狭くすることが望ましいため、適正値を保つことが大切です。また、ごみや油が付着していると異音の原因となるため取り除きましょう。
パーツフィーダーはボルトのゆるみなどが原因で供給量の不足といったトラブルを起こすことがあります。定期的な点検を行うことで改善・防止することができるので、ポイントに沿って点検するようにしましょう。
電源が入らない、振動状態の不備対応等対処できないものもありますので、メーカーへの問い合わせをすることはもちろん、買い替えを検討することも大切です。
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