パーツフィーダの騒音にお悩みの方へ、村田精工が製造・販売している「無音くん」の特長やワーク例をご紹介します。
パーツフィーダは、1954年に日本第一号が製作されて以来60年以上の歴史があり、生産現場の自動化に欠かせない生産材として発展・普及してきました。一方で近年、工場環境や作業環境の整備に力を入れる会社が増え、パーツフィーダの騒音対策に注目が集まっています。
特に、大きな金属部品を扱う現場などでは、耳栓をしないと作業ができないほどの騒音を伴うため、作業の安全確保の面でも対策が必要です。一般的な対策としては、防音カバーを装着する方法や、ボウルの材質や表面層の材質を変えて騒音を防止する方法、必要以上にワークを振動させないようにフィーダを調整するなど、さまざまな方法があります。
一般的に、パーツフィーダといえば電磁式の振動フィーダを指すことが多く、電磁式のフィーダには、「音がうるさい」「振動でワーク同士がぶつかりキズが付く」「振動が変化して供給にムラが出る」「摩擦で静電気が発生する」などさまざまな問題が指摘されていました。
こうした問題にアプローチできるのが、村田精工の「無音くん」です。振動ではなく、モーター駆動にてボウルを回転させて部品を整列・供給するため、静かな上、ワークに傷も付きません。摩耗しづらく、メンテナンスも簡単。油付着品や高温部品にも適しています。Φ300~Φ1100まで、豊富なサイズに対応している点も特長です。
リング、平板、長尺ボルト、歯車、丸棒、ボールジョイントピン、段付ピン、平ワッシ、ナット、鉄材など他多数
1965年の創業以来、半世紀以上にわたって日本のFA(ファクトリー・オートメーション)に貢献するさまざまな装置の開発・製造を手掛けています。パーツフィーダを中心に、ロボットシステムや加工組立機、画像検査機などをオーダーメイドで製造。
熟練の技術者を多数擁する、技術者集団として、他社でできない整列や、他社のパーツフィーダに関する相談などにも数多く対応しています。軽いフットワークで全国対応できるメンテナンス体制も構築しています。近年では、長年蓄積してきた技術を有効に活用し、ロボットを駆使した自動組立装置・カメラやレーザーセンサー等を使う画像検査装置等も手がけています。
モーター駆動によってボウルを回転させることで、低振動や低騒音を実現している村田精工の「無音くん」。振動や騒音を抑え、ワークに傷を付けずに整列供給が可能なため、騒音対策を必要とする自動車部品、金属部品の搬送におすすめです。
また、村田精工では、ワークと生産ラインに合わせたオーダーメイドシステムの構築実績も豊富です。現在お使いの装置で騒音にお悩みの方や、ワークの傷を防止したい方は、問題をトータルに解決してくれる村田精工にぜひ相談してみて下さい。