パーツフィーダーを発注して納品されるまでの流れをまとめました。パーツフィーダーの導入を考えている方はぜひ参考にしてください。
パーツフィーダーは、ワークの形状や寸法、材質などを確認した上で製作を行います。納品までの主な流れはこちらです。
もちろんメーカーによって細かい違いはありますので、ここでは一般的な流れを紹介します。実際に発注する際には、各メーカーに問い合わせてください。では、それぞれの流れについて詳しく見ていきます。
まずは、製作を依頼するメーカーへ問い合わせを行います。問い合わせ、見積もりは無料で行っているメーカーもあります。問い合わせ方法としては、電話、FAX、メールフォームなどがあります。
問い合わせ前には、以下のものを用意しておくとスムーズに話を進めることができます。
問い合わせ内容に基づき、見積もり書を作成します。このとき、さらに詳しく予算や仕様などの要望を聞き、すり合わせを行っていきます。
ワークについて現物確認、または図面による確認を行い、振動数・振幅等を含め、最適な機種を選びます。
製作するパーツフィーダーの仕様が決まり、見積もりに納得したら、受発注契約を結びます。契約する前に不明点についての確認を済ませておくことが大切です。
また、商品やワークについて機密事項があれば、秘密保持契約を結ぶことも確認しておくとより安心です。
打ち合わせ、契約内容に基づきパーツフィーダーの製造を行います。実機テストを行う際にワークが必要となるため、この時点で送付を求められることがあります。
製造は1~2か月程度かかるため、進捗状況について気になる場合はメーカーに問い合わせてみると良いでしょう。
組みあがったパーツフィーダーは動作の検証を行います。納品前の最終チェックとして、依頼者が実際に立ち会ってテストを行うケースもあります。
動作テストについては実際の現場に設置をして行うメーカーもあります。
動作テストで問題がなければ納品となります。工場や指定場所に送付されますが、このときスタッフが同行しないケースもあります。
トラック便などで納品される場合、自分たちでの据え付け・調整が不安ということもあるでしょう。スタッフの立会い、同行希望があればあらかじめ確認しておくと良いでしょう。
納品後のパーツフィーダーに不具合が起こった場合の問い合わせ先や保証についてしっかり確認しておきましょう。また、調整や点検などのアフターサービスを行っているメーカーもありますので、併せて確認してください。
パーツフィーダーを依頼するときには、問い合わせから見積もり、契約、製造、テスト、納品といった流れになります。契約前には使用するワークや必要な供給能力など細かく確認しておくことが大切です。
納品されるパーツフィーダーは動作テストを終えているものではありますが、万が一のトラブルに備えてアフターサービスについての確認も欠かせません。調整・メンテナンス・改修等、柔軟に対応してくれるメーカーを検討すると良いでしょう。
■選定条件:
Googleで「パーツフィーダ」と検索( 2023年7月14日時点)して表示されたメーカーの41社うち、
村田精工……最も導入実績社数が多い会社として選出しました。
東レ・プレシジョン……多品種対応している中で、ワークへのキズ対策・整列機能・検査機能など、最も多くの機能を搭載している無振動式のパーツフィーダーを提供している会社として選出しました。
シマテック……唯一、24時間・365日・休日・夜間を問わず修理・メンテナンス・移設に対応している会社として選出しました。