精密機器メーカーNTNが製造するパーツフィーダの特徴や商品ラインナップ、会社情報などをご紹介します。
機械部品・電子部品・プラスチック部品・薬品・医療品・食料品・雑貨など、多種多様なワークのサイズと材質、異なるニーズに適切な振動本体を4シリーズ展開しています。
超小型電子部品や薄物部品向けの高周波駆動「HFシリーズ」、1mmから約10mmまでの小物ワークにピッタリの「Kシリーズ」、需要の多い中型ワーク向けで伝統の水平加振方式・分離底付きの「Nシリーズ」、Wばねを装備した大型ワーク向けの「Gシリーズ」。各シリーズで、それぞれのサイズに合わせて駆動本体を選ぶことが可能です。
また、ボウルやコントローラなどツーリングのためのユニットも豊富なので、ニーズに合わせたカスタマイズをすることもできます。
NTNのパーツフィーダで良くチェックしたいのが、優れたツーリング技術です。ワークを整列させるため、ボウルの内外に設けるさまざまな形状の取付け部品はアタッチメントと呼ばれ、 パーツフィーダの性能に大きく影響するとされています。
NTNでは、高い技術でこのアタッチメントを設計・製作・調整。長年蓄積した精密加工技術と豊富な経験をもとに、どんな複雑なワークの整列・供給も実現してくれます。作りの丁寧さにもこだわっており、満足度の高い仕上げを行ってくれます。
【41社から厳選】
現場の要望別
おすすめパーツフィーダ・
メーカー3選
NTNが自社で研究・開発した水平振動システムと、高周波駆動を制御するSMDコントローラーを組み合わせた高周波専用パーツフィーダです。微少ワークや薄物ワークの整列供給を得意としており、高さ調節機能を活用することで幅広い作業環境にマッチングさせることができます。
また剛性を追求した防振機構設計となっており、耐久性も向上しました。
電圧(V) | 100 |
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電流 | HF10:0.2 HF14:0.9 HF16:1.6 |
振動数 | HF10、HF14:200〜300 HF16:200〜260 |
電子機器部品や精密機器部品といった、小型部品の整列供給を目的としているボウルパーツフィーダです。カバーレス構造を採用して全体的なシンプル化を進めつつ、バネ周辺の設計と調整を追究することで、一定の振動を長時間キープできるよう安定性が向上されました。
ボウルサイズも複数が取り扱われており、作業規模に合わせて選択できます。
電圧(V) | 100〜200 |
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電流(A) | 0.3〜0.15 |
振動数 | 90〜130 |
NTNのフラッグシップモデルとなるパーツフィーダであり、分離底と水平駆動方式を組み合わせることで自動選別の安定性と長時間稼働の耐久性を追求しています。
ボウルは本体から分離されているため振動せず、周辺トラックだけを振動させることで騒音の発生を抑えられることが特徴です。また、小容量マグネットを円周上に複数配置する加振方式が採用されており、振動方向に偏りを生じさせることなく安定した水平振動を実現しています。
電圧(V) | 100 |
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電流(A) | 3.6 |
振動数 | 90〜130 |
社名 | NTN株式会社 |
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設立年 | 1918年 |
資本金 | 543億円 |
大阪に本社を置く精密機器メーカーNTN。世界34カ国に207の拠点※をもち、世界各地の高速鉄道車両のほか、風力発電、ロケット、自動車、医療機器など高い技術力が求められる分野で、商品が採用されています。
ベアリングを主力商品として、培った技術に独自の素材・設計技術と電子制御を融合。単体部品だけでなく、より高付加価値なモジュール商品、システム商品を開発しています。パーツフィーダは、ワークのサイズと材質によって異なるさまざまななニーズに適した振動本体を製造・販売しており、実績豊富な会社に任せたい、という現場・会社におすすめです。
パーツフィーダに関する対応は、NTN100%子会社のNTNテクニカルサービス株式会社が請け負っていますので、問い合わせてみて下さい。 ※2021年6月時点、公式サイトより(https://www.ntn.co.jp/japan/corporate/special1.html)
■選定条件:
Googleで「パーツフィーダ」と検索( 2023年7月14日時点)して表示されたメーカーの41社うち、
村田精工……最も導入実績社数が多い会社として選出しました。
東レ・プレシジョン……多品種対応している中で、ワークへのキズ対策・整列機能・検査機能など、最も多くの機能を搭載している無振動式のパーツフィーダーを提供している会社として選出しました。
シマテック……唯一、24時間・365日・休日・夜間を問わず修理・メンテナンス・移設に対応している会社として選出しました。