パーツフィーダとは、「自動部品供給装置」とも呼ばれ、バラバラの状態の部品一つひとつを、同じ方向に揃えて整列させて、次の生産工程に送り出す装置のことです。部品を同じ姿勢で揃えることにより、組み立て・梱包・包装など、さまざまな工程を効率よく行うことが可能です。ここでは、パーツフィーダのしくみと役割、現場で重宝される理由などをまとめました。
パーツフィーダでは、部品を振動させることによって整列させます。 まず初めに、ボウルと呼ばれる容器に部品を投入し、振動体と呼ばれるものでボウルを振動させ、部品を送り出します。送り出す最中に仕掛けを設けて、部品の方向を揃えます。
この仕掛けには、様々な技術が生かされておりセンサやカメラを搭載したものなどがあります。
基本的に1種類のものをフィーダしますが、メーカーによっては、複数のワークを同時に扱える仕様にも対応。どんなワークを排出・整列させるのか、1分間に何個のワークを排出するのか、ワークの性質や形状に合わせてどんな対策を行うのか、あるいはどんなオプションパーツを組み込むかなど、用途や追加機能、使用環境に合わせたさまざまなカスタマイズも可能です。
1mm以下の超微細部品でも、上下左右、表裏など部品の姿勢を揃えて次の工程へ送るパーツフィーダ。パーツフィーダが現場で重宝されるのは、生産現場の作業効率を向上させてくれるからです。
特に、現場での用途に応じたオーダーメイドのパーツフィーダなら、大量生産&大幅なコストダウンを可能にして、現場の生産性を大幅にアップしてくれるでしょう。さらに、画像処理装置や人工知能などと組み合わせれば、部品の自動供給と同時に部品の検査も行うことができ、作業の正確性と製品品質まで同時に向上させてくれます。
機械部品や電子部品の他、食品や薬品、医療機器など、さまざまな部品を揃えて送る作業に使われているパーツフィーダ。パーツフィーダを導入することで、生産ラインや組み立てシステムの省力化と高速化を実現することが可能です。
「導入したいけど、どう選べば良いか分からない!」という方は、当サイトTOPページで、お悩み・課題に合ったパーツフィーダ・メーカーを紹介しているので、ぜひ参考にしてみて下さい。
【30社から厳選】
現場の要望別
おすすめパーツフィーダ・
メーカー3選
多品種のワークに対応できる無振動式パーツフィーダを提供しているから
5000社以上の企業の課題を解決してきた熟練の職人が対応してくれるから
■選定条件:
Googleで「パーツフィーダ」と検索( 2023年7月14日時点)して表示されたメーカーの41社うち、
村田精工……最も導入実績社数が多い会社として選出しました。
東レ・プレシジョン……多品種対応している中で、ワークへのキズ対策・整列機能・検査機能など、最も多くの機能を搭載している無振動式のパーツフィーダーを提供している会社として選出しました。
シマテック……唯一、24時間・365日・休日・夜間を問わず修理・メンテナンス・移設に対応している会社として選出しました。