ピエゾ式パーツフィーダーの特徴とピエゾ式パーツフィーダーの特徴を取り扱っている会社を紹介します。
ピエゾ式パーツフィーダーは、1985年に東芝が開発して各社から発売されている発振体です。
電圧素子を駆動源としており、チタン酸鉛とジルコン酸鉛を主成分とするファインセラミックスが用いられています。
ピエゾ式パーツフィーダーの用途は広く、小物・薄物搬送に適しています。機械エネルギー変換効率が高いため省エネルギー効果も得ることが可能です。電圧をかけることで生じるひずみを利用したダイレクト振動によって搬送します。
ピエゾ式は1985年に株式会社産機が東芝と技術援助契約を締結しています。
ピエゾ式パーツフィーダーは、電圧式と比べると磁気を帯びずに熱を発しません。そのため、精密部品など小型で薄いワークの運搬に適しています。電圧も100ボルト~200ボルトに対応できるため、海外での利用も可能です。国内で製造した製品を海外のラインで生産するといった利用もできます。
ピエゾ式パーツフィーダーは振動機・ボウル・直進フィーダ・コントローラー・バルクホッパーなどで構成されています。
振動機で駆動し、ボウルでワークを整列。直進フィーダで次の工程に送り、バルクホッパーでボウルに一定量のワークを補充します。パーツフィーダの振動の強弱やオンオフはコントローラーで操作します。
ピエゾ式パーツフィーダでワークの整列と供給を自動化することで、ヒューマンエラーを防ぐことが可能です。
ワークの材質や特性、設置場所の条件や環境によってカスタマイズすることもできます。
産機はピエゾ式パーツフィーダーのパイオニアともいえる会社です。パーツフィーダーを筆頭にさまざまな機械・製品を取り扱っており、少ロットや短納期のニーズにもこたえています。
産機のパーツフィーダーは特許を取得した技術を活かして開発されており、省エネ・長寿命・手間いらずで運用できるよう設計。産機の製品は自動車や電機の分野を中心に、幅広い業界で活用されています。なかでもピエゾ式パーツフィーダーは小物や薄物の搬送に適しており、小物を扱っている会社であればチェックしてみてもよいでしょう。
ダイシンは独自の技術によって超微細部品に特化した事業を展開しています。とくに品質にはこだわっており、取り扱っている製品の多くはニーズに合わせてカスタマイズしたものです。優れたコストパフォーマンスを実現できるよう尽力しています。
ダイシンのパーツフィーダは、高周波専用の振動機です。微小ワークに広く利用されており、小物から大型部品まで対応できます。機械が簡素化されているため、調整やメンテナンスも簡単です。耐久性にも優れています。
■選定条件:
Googleで「パーツフィーダ」と検索( 2023年7月14日時点)して表示されたメーカーの41社うち、
村田精工……最も導入実績社数が多い会社として選出しました。
東レ・プレシジョン……多品種対応している中で、ワークへのキズ対策・整列機能・検査機能など、最も多くの機能を搭載している無振動式のパーツフィーダーを提供している会社として選出しました。
シマテック……唯一、24時間・365日・休日・夜間を問わず修理・メンテナンス・移設に対応している会社として選出しました。