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ワークに傷がつく原因と対策は?【パーツフィーダー】

パーツフィーダー使用時にワークが傷つく原因

ワークに傷がつく原因として、まず挙げられるのがワーク投入時の衝撃です。

ワークをパーツフィーダーに投入した際、落下や衝撃によってワーク同士がぶつかって傷がつくことがあります。

また、ボウル内での摩擦も考えられます。パーツフィーダーのボウル内でワークが移動する際、ワーク同士やボウルの表面と擦れ合うことで、打痕や擦り傷が生じることがあるのです。

その他に考えられるのが異物の混入。ボウル内に何らかの異物が混入してしまい、ワークに付着して傷をつける原因となることがあります。

ワークの傷への対策は?

投入時の傷対策

パーツフィーダーのボウルに投入する際、落下の衝撃で傷がつくことを防ぐには、補助ホッパーを使うなどの対策が効果的です。補助ホッパーを使うことで、ワークをまとめてボウルに投入せず、少しずつ流し込めるので、衝撃を抑えて傷を防ぐことができます。

また、傾斜のついたトラフを用いて、ワークがゆっくり移動するようにすると傷のリスクを減らすことに繋がるでしょう。

ボウル内の摩擦対策

摩擦対策として有効なのが、ボウルの表面処理です。ボウルの内側やワークが触れる面に「ウレタンコーティング」をするなど、滑らかな表面にすることで摩擦を減らし、傷を防ぐことができます。ただし、このコーティングも時間とともに摩耗するため、必要に応じて再処理が必要です。

また、ワークが落ちる部分にゴムを貼り付けることで、衝撃を吸収し傷のリスクを抑えることもできるでしょう。

その他の対策

投入量の制限や落差の軽減なども傷を防ぐ上で効果的です。投入量を抑えることで部品同士がぶつかる機会を減らすことが可能。またボウル中央部を円錐状にかさ上げすることで、部品が落ちる落差を減らし、衝撃を和らげるように調整します。

そのほか、部品の選別や再投入の制御について対策を行ってもよいでしょう。 部品が再びボウルに戻る際の衝撃や、同じ部品が何度もぶつかることを防ぐことが可能となります。

ワークに傷がつきにくいパーツフィーダーはある?

トレフィーダ®

トレフィーダ®は、東レ・プレシジョンが提供するパーツフィーダーで、品種の切り替えが簡単に行えることが特長です。振動を使わず部品を整列・搬送するため、傷や摩擦、帯電を抑え、静かに作業できます。また、長辺・短辺方向の整列だけでなく、面合わせや検査機能も追加可能で、幅広い用途に対応します。

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