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パーツフィーダの修理について

パーツフィーダを長年使い続けていると、各部品の摩耗や経年劣化により、動作不良や不具合などのトラブルが生じます。こういった場合は、修理や部分品の再製作などの対処が必要となります。ここでは、パーツフィーダに起こるトラブルと、修理などの対策方法について紹介します。

どのようなトラブルが多い?

パーツフィーダに起こるトラブルには、長年の使用による構成部品の摩耗や、経年劣化による動作不良などの不具合が多いです。不具合が起きているのにそのまま使用し続けると、機械が損傷するなど取り返しのつかない状態になってしまうので、早めに対策しましょう。

ボウルアタッチメント部

ボウルアタッチメント部は、通常はステンレス材で製作します。トラブルが起きるのは、構成部品である供給ワークの姿勢選別部、戻し部、規制部が長年の使用により摩耗したり、溶接部品の割れなどによることが多く、選別・整列がうまくいかなくなり、詰まりなどの不具合も生じます。

こういったトラブルに対しては、摩耗部分の肉盛り溶接修正や部品再製作の他、不具合の対策を盛り込んだ修理・改造により生産性の向上に繋がります。

パーツフィーダーボウルの内面摩擦

パーツフィーダ―ボウル内は、ウレタンコーティングまたはウレタン系シート材の接着が一般的ですが、コーティングやシート材の剝がれ、摩耗などが搬送能力の低下などの不具合の原因となります。コーティング部、シート材が剥がれたままで使用を続けると、ボウル基礎板まで摩耗し、修理不可能な状態となり、ボウルごと再製作しなければならなくなります。

そうなる前に、剥離・再コーティング、シート材張り替え修理を行います。コーティングは時間がかかりますが、短時間しか生産を止められないユーザーのために、コーティングの上にシート材を接着して修理することも可能です。

各構成部品の劣化

板バネは、経年劣化により振動不良や防振ゴムの硬化、変形による振動不良、搬送高さの変化による不具合などが発生します。このような不具合に対しては、コイル・鉄芯キャップ調整、板バネ交換および板バネ枚数調整により、購入当初の振動を再現することが可能です。

また、表面の劣化はパーツフィーダの性能が低下し、加えて異物混入というリスクも高まるため、早急な解決が必要となります。劣化したままパーツフィーダを使い続けると、機械自体が損傷する恐れがあります。こういったトラブルになる前に、たとえばウレタンコーティングのような表面処理にて再コーティングを行うことが可能です。

トラブルに対しては早めの対処を

パーツフィーダは、長年使い続けると構成部品の摩耗や経年劣化により、搬送能力の低下や振動不良など、さまざまな不具合が生じます。こういった不具合に対しては、早めの対策が重要です。不具合が起きている状態のまま使用し続けると、ひどい場合には機械自体が損傷し、取り返しのつかないことになりかねません。そうなる前に、各構成部品を修理するなどして早めに対処しましょう。

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