部品供給装置とも呼ばれるパーツフィーダにはさまざまな種類があります。ここではその中でも「回転式フィーダ」や「ロータリーフィーダ」と称されるパーツフィーダについて調査しています。特徴や対応可能な部品の種類、活用事例などを紹介していきます。パーツフィーダ選びにお悩みの方はぜひ参考にして下さい。
どんな機械や設備でもいい点・悪い点がありますので、導入に際してはそれらのメリット・デメリットをどう捉えどう活かすかを考える必要があります。そのためにはまず特徴を知っておく必要がありますので、ここで紹介していきます。もちろんメーカーやその取り扱う製品によって異なるケースもありますが、一般的な特徴を解説します。
回転式フィーダ(ロータリーフィーダ)はモーター駆動で運転するタイプのパーツフィーダであることから、大きな音がせず静かに運用することができます。工場などで機械を動かすにあたっては騒音問題にも気を付けなければいけません。労働者が働くにあたっての環境としてもそうですが、周辺住民からの苦情なども発生する可能性があるためです。この騒音問題を気にしなくていい、という点は非常に大きなメリットになるでしょう。
パーツフィーダではさまざまな部品や原料を供給することになりますが、回転式フィーダ(ロータリーフィーダ)では粉体のものを取り扱うことが可能です。主にホッパーからの粉体供給装置として使用されることが多く、粉体の特性によっては吸湿性・圧密性などといった問題から回転式フィーダ(ロータリーフィーダ)をスクリューフィーダの上に設置することもあるなど機械を設置するレイアウトの問題も加味することで最適な粉体供給と計量を実現することが可能です。
回転式フィーダ(ロータリーフィーダ)は衛生面で最大限に注意を払わなければならないような医薬品関連設備においても多くの使用実績を誇っています。クリーンルームも含めた高い衛生環境水準が求められるような現場で多くの供給を行ってきたパーツフィーダですので、高い衛生意識が求められるシーンでも十分に活躍できるでしょう。
回転式フィーダは、食品や医薬品なども含めたさまざまな原料に対応しています。他にも幅広い部品に対応できるのが魅力です。 一例として、以下のようなものが挙げられます。
高い衛生水準が求められるようなものにも適用可能です。
回転式フィーダ(ロータリーフィーダ)はあらゆる場面において用いられるパーツフィーダです。粉体を取り扱うことができるという特徴から医薬品関連分野や食品分野でも活用されるケースが多く、充分な供給量と高速処理でさまざまな業界に貢献しています。中には「ペレット噛み込み防止型」のような回転式フィーダ(ロータリーフィーダ)もあるなど、その目的に応じた種類のパーツフィーダを導入することでより高い品質の製品を仕上げることができるでしょう。
■選定条件:
Googleで「パーツフィーダ」と検索( 2023年7月14日時点)して表示されたメーカーの41社うち、
村田精工……最も導入実績社数が多い会社として選出しました。
東レ・プレシジョン……多品種対応している中で、ワークへのキズ対策・整列機能・検査機能など、最も多くの機能を搭載している無振動式のパーツフィーダーを提供している会社として選出しました。
シマテック……唯一、24時間・365日・休日・夜間を問わず修理・メンテナンス・移設に対応している会社として選出しました。